どうも~!売れないTシャツ屋「ぼくがいなくてもパーティーはつづく」の黒澤コリンですぅ~!
言うてやらしてもらってますけど。
まあ売れんのですわ。
コリンのテーシャツ買って下さい。
コリンのt-shirts買って下さい。
ちょっとでも検索にかかればと、テーシャツとかt-shirts言ってますよ。
コリンが追い込まれてるのがよく分かりますね。
それでは~桃岩荘という名のユースホステルがヤバイ!その5です~
↓その4はこちら(その1からその3までは一番下のほうにリンク貼ってあります)
私はホラーの館に迷い込んでしまったのか?~桃岩荘という名のユースホステルがヤバイ!その5~
さて、ミーティングまでの時間を潰さねばならない。
まずは風呂だな。混み合って来る前に済ませておきたい。
何人か入れると聞いていたし、脱衣所には荷物入れる棚が6人分くらいあったので、先客が3人いたが、入ることにした。
しかし入ってみると洗い場が2つしかない。しかも2つとも使っている。
家風呂が少し大きくなった浴槽にはザ・オジサンといった風貌のオジサンが鎮座している。
まさかのすっぽんぽんで立ち往生だ。
引き返すのも変なので、この風呂場の片隅にすっぽんぽんで立ったまま初対面のオジサン3人と世間話だ。
「どこから来たの?」と聞かれたので、「利尻島です。」と応えると、
「利尻島?!今、利尻島って言っちゃいましたね!」と言って3人のオジサンがケタケタと笑い出した。
そして「ここでの出来事はすべて冗談だと思って下さいね。」と言ってザ・オジサンは私の肩を叩いて出ていった。
私はホラーの館にでも迷い込んだのか。。。
次はメシだ。
これがわりと大変だ。
食堂でしか飲食はできないし、人が集まっているので、コミュニケーションを取らざるを得ない。
学園モノの海外ドラマで転校生が転校初日に食堂で洗礼を受ける時のような緊張感がある。
ちなみに桃岩荘では夕食は出ないので事前に買っておくか桃岩荘の売店でインスタントものを買うか外食するかになりますが、飲食店があるエリアまでは4キロくらいあるのでお気をつけ下さい。
食堂に入ると悟り顔の女(その2参照)がワンピースにお団子頭で窓枠に腰を掛けて夕日を見ながらカップラーメンをすすっている。
なるべく目立たないようにと、この食堂の片隅に席を取って座ったのだが、ショートカットでタンクトップにカーディガンを袖に腕を通さないで羽織っている女が「めかぶの酢の物作ったから食べる?」と聞いてくる。
40歳くらいの真ん中分けの縁無しメガネの中年が目の前に座ったので、何か話した方がいいかなと思い「何日くらい泊まってるんですか?」と聞いてみたところ、「もうすぐ3ヶ月」と感情のない顔で返された。
世界観!
なにこの世界観!
つげ義春の絵のタッチの世界観!
この世界観の中で私はコンビニで買ってきたチョコチップメロンパンとめかぶの酢の物を食べている。
ひー、帰りたい!
つづく。
「考える事をやめてみようと考えながら過ごしている私はバカなんじゃないかと考えている」
とかなんとかいっちゃってー。
↓食堂からのお知らせは食堂の床に張ってある
↓桃岩荘の売店、名前が「ブティック・ぶたなずび」となっている
↓その1
↓その2
↓その3