アラフォーって人生何合目?~利尻山登山・第2話~

登山口に到着したが、のっけからジャングルの利尻山。。。

ちらっと登ってみようと思っただけの人間には厳しすぎる登山道だった。

↓登山出発の日のブログ

どうも~!売れないTシャツ屋「ぼくがいなくてもパーティーはつづく」の黒澤コリンですぅ~! 言うてやらしてもらってますけど。 もう...

帰ろうかな。。こういう時って帰る勇気も大事だよな!と、とても良い言葉を見付けたので、早速、のこのこと登山口まで戻った。

のだが、、、やはり登ることにした!

ヤルかヤラナイかの人生なら、俺はヤル人生を選ぶ。ディ~ンディ~ン、ディ~ンディ~ン!ということだ。

キープレフトで頂上を目指すのだ。

奇しくも今日来てきたTシャツがテレクラキャノンボールのキーポンTシャツであった事は偶然では無かったということだ!

と言うと綺麗にまとまるのだけれど、実際のところは、軽い強迫性障害というか貧乏性と言うか、やらなきゃダメ人間だと思われるとか、俺はやれば出来る子だとか、ここまで来たのにもったいないとかそんな気持ちの方が大きい。

どちらかと言うと、

逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ。

のほうが感覚的に近いのかもしれない。

よーし、登ると決めたならば、ちゃっちゃと登ってしまおう。

景色が見たいとかも無くはないけど、どちらかというと利尻山に登ったという事実が欲しいだけだ。

それに、19時までに戻らないと寮の夕食に間に合わない。夕食に間に合わないと寮母さんに怒られてしまう。

それだけは避けたい。怒られるのはとても嫌だ。怒られると全てが駄目な気分になってしまう。

そのために、私はちゃっちゃかちゃっちゃか登った。先に登っていた登山パーティーを2組も追い抜いた。

もしかしたら俺、登山得意なんじゃないか?と思えるペースだ。

ゴリゴリの登山装備の人たちの横をジーパン・スニーカー・Tシャツの装備で追い抜いた。

けど、自分だったらそんな奴に追い抜かれたくないと思った。そんな奴に追い抜かれたら興醒めしてしまう。

しかし!今の私には19時の寮の夕食に間に合わなければならないという使命があるので、他人の事まで構っていられないのだ。すまない。

アラフォーって人生何合目?

しゃぁ!6合目到着!

と、6合目の看板を見ると、頂上まで4.0キロと書いてある!はぁ?!標高1721メートルやろ!1721メートル歩いたら頂上ちゃうんかい?!

と思ったけど、そんなわけはないのだ。エレベーターで垂直に上がるわけじゃないのだ。そんなことすら分かってなかった。

というか、休日だしちょっと登ってみるか?くらいの気持ちでしかなかったので何も考えてなかった。

山を舐めてはいけない。ってのは、迷信じゃなくて真実なんだ。とわかったアラフォーオジサンの夏の日であった。

あゝ無情。

つづく。

「俺の人生何合目だろう?今日を生きよう!って言われても明日の仕事が気になるしなあ。」

とかなんとかいっちゃってー。

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